2012年9月28日金曜日

さすが、MLBらしい


米国メジャーリーグMLBは、次のような報道発表を行いました。
米大リーグ(MLB)のマーリンズは27日、2005年7月のプロ初打席で頭部に死球を受けて以来、大リーグの試合に出ていなかったアダム・グリーンバーグ選手(31)と1日限りの契約を結び、打席のチャンスを与えると明らかにした。
グリーンバーグは、カブスの選手としてプロ初打席に立った7年前に、マーリンズ投手の速球を頭部に受け、病院に運ばれた。その後、頭痛やめまいなど、脳しんとうの後遺症で苦しんだ。
それでも、グリーンバーグは野球への情熱を失わず、マイナーリーグに復帰。最近ではイスラエル代表としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の予選にも出場した。
10月2日のメッツ戦に出場するグリーンバーグは、「ヒットを打っても打たなくても、これはすでに成功だ」とコメント。「人生は、頭にカーブやストレートを投げつけてくることがあり、私はそれでノックダウンされた。そこで倒れたままでいることもできたが、私は再び立ち上がって打席に入ることを選んだ」とし、今回は単なる「打席」ではなく「打数」を記録したいと語った。
グリーンバーグの1打席分の年俸は、球団を通じて脳障害の研究機関に寄付されるという。
MLB的というか、米国らしいというか、素晴らしい物語です。
人の心の『核の部分』を揺さぶることは、感動、共感を呼びますね。
是非、この“物語”のシーンをみたいものです。