2012年9月4日火曜日

SLから新幹線へ

マーケットの変化とともに、経営の手法も自ずと変化していきます。

トップダウンによる「指示命令型」のマネジメントスタイルは、1台の蒸気機関車がたくさんの客車を引いて走る様子に似ています。

一方、現場の担当者も当事者意識ほもって主体的に経営に関わるマネジメントスタイルは、各車両にも動力がある新幹線に例えられます。

「SL経営」とは、経営者やグループリーダーが一人で組織を引っ張っていく経営スタイルで、頑張れば売れた時代の指示命令型マネジメントスタイルの代名詞です。

「新幹線経営」とは、会社全体が戦略実行を当事者意識を持って、主体的に考えリードしていくスタイル。

頑張っても売れないこれからの時代は、全員が動力となる「セルフ・マネジメント」が必要となるのです。

このように、SLから新幹線へと経営のスタイルを変革するには「経営の見える化」がキーポイントとなります。

「見える化」とは、戦略策定のための手順のルール化や経営上必要な情報や課題の共有することで、「何がなんだか分からない」のに、当事者意識も主体性もないのです。

どのようにしっかりと見せ、共感させていくか?

これが重要です。