意外と損する、「早合点」と「先走り」。
落ち着きのない人は、愛嬌はあるが大事な仕事は任せづらいものです。
このような人は、大抵人の話しを最後まで聞かない人が多い。
少し、経験を積んで仕事ができるようになってくると、上司の話しであれ、お客様の話しであれ、先が読めるようになります。
「出来るビジネスパーソン」というか、「打てば響く」のような自分を演出したくなるものです。
ついつい、相手の話しが終わる前に「それは〜」「だとおもいまして〜」のようなセリフを言いがちです。
それでは、相手が気分を害します。
仕事を急ぎたいのは分かりますか、ピント外れの対応をしてしまえば、余計に時間も掛かり、信用も無くします。
それよりも、先にゴールをキチンと確認した方が仕事は上手くいきます。
「おっしゃられているのは、このようなことですね。」
「今回のご要望はこのようなことでよろしいでしょうか?」
このように、相手の話しを最後まで聞いて、相手の話しを要約して返すことはお互いに間違った方向に走らずにすみます。
それと同時に、「落ち着いている」「地に着いている」「安心感がある」のような好印象を相手に与えます。
「あの人は、そそっかしいから」と言われて頭をかいていられるのは若い間です。
仕事にスピード感や安定感もたせたいのなら、相手の話しを要約して返す。
このスキルを身につけることが早道かもしれませんね。
これは「アクティブ・リスニング(傾聴)」のテクニックでもありますよ。