2010年2月28日日曜日

スビリット

先日の巨人軍キャンプにお邪魔した際に、元広島カープのエースでのちに巨人軍に移籍された川口和久さんと久しぶりに再会しました。現在、臨時コーチとしてこのキャンプて指導されているとのこと。

現役時代は公私ともに大変お世話になり、投手の考え方、当時猛練習で有名だったカープの野球観など大変為になる話を聞かせてもらいました。

そんな久しぶり再会での世間話しのなか、「しかし、最近の選手は素晴らしく良い子が多いよな。」

良い子?我々が野球やっていた頃にはこんな表現を選手に対して言う事はなかったと思います。

性格が良い。優しい。真摯に取り組む。不平不満を言わない。どうも川口さん曰く、どうもこの様な意味での良い子の様だ。

「でもさぁ、スピリットが無いんだよなぁ」

“スピリット”?単純に言うと「魂」とか「気持ち」というか。

何かに対しての反応。意見に対しての感想や意見。そもそも良かったのか悪かったのか?。

今期パイレーツに移籍した岩村選手の座右の銘は「なにくそ!」だそうですが、このような事だと思います。

私も最近大学生と触れ合う時間がありますが、みんな「心がいい」と感じます。同じような感じ方なのでしょう。

心がいい若者達にこれから技術とシステムを与えないといけないのですが、心がいいにプラス強さが必要になるのでしょうね。

「心が強くて良い子」となるのですかね。しかし、川口さんらしい「スビリット」という言葉。久しぶりに熱くなりました。本当の意味で「良い選手」を育てて下さい。