核戦争による地球最後の日までの残り時間を概念的に表示した「終末時計」を管理する米国誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は10日、時計の針を“1分”進め、「残り時間5分」になったと発表しました。
同誌によると、オバマ大統領が提唱した「核兵器なき世界」について進展が乏しく「実現に向けた筋道が全く明確でなく、世界の指導者し努力を怠っている」と説明しています。
この話題、就任一年目にしてプラハでの演説は、今でも記憶に新しいもので、同時に「ノーベル平和賞」も受賞したのでなおさら大きな話題となりました。
そんな、オバマ大統領の就任時の人気はものすごいものでしが、ここにきてその求心力は下降線をたどっていると如実に感じる訳ですが、米国の経済不況、格差問題の解決だけではなく、この核問題も大きな課題でした。
同誌の発表の中にあるびっくりする数字、「発射可能な核弾頭がまだ約2万発」。
この数字は、地球上の生物を数回全滅させるのに十分な数だといいます。
我が国でも他人事ではない、イランや北朝鮮の核開発の話題。
益々、見逃すことができない関心事です。
東日本大震災の発生から昨日で10ヶ月が経ちました。
改めて、核の問題を思い出させる話題でした。