「適材適所」最近、某大臣に関する話題で、度々登場する言葉です。
企業経営においても、この「人の配置」は大変重要な事項となります。
企業内で、安定した事業はなるべく投資を抑え、改善的手法やコスト削減で収益を最大化かるのがスタンダードな経営です。
こういった経営を実践するには「管理型の人材」が求められます。
一方、根幹事業、スター事業では、大胆にリスクをとり市場の変化に機敏に対応し、事業を成長させることです。スター事業でも必要なタイミングで事業投資を躊躇すると、市場の伸びに追随できなかったり、またサービスの展開が遅れて他社にシェアを奪われてしまいます。
こういった経営に必要な人材は「マーケティングに優れた人材」「企画型の人材」です。また、試行錯誤の連続とである技術開発やイノベーションを担う部門では、技術開発に関する目利きがある人材、開発段階での赤字続きのプレッシャーの中を事業が花開くまで黙々と頑張れる覚悟をもった「起業精神豊富型の人材」が必要です。
このように、事業の特質やスタイルによって「適材適所」を実現しなくてはなりません。これを間違うと、手堅い管理型の人材が技術開発の責任者に配置されると、出費を最小限に抑え過ぎてそのまま事業を殺してしまいますし、スター事業に配置されても同じく投資を抑えすぎてどんどん優位性を落としてしまいます。
まさに、企業は人なりです。日頃から、企業内の人材がどのような環境に一番適しているか、しっかりと観ておく必要があるのです。
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