2012年4月8日日曜日

世界のホームラン王 王貞治

先週開幕した、日本プロ野球。

開幕から全く“らしさ”がでない巨人にファンの心配は募るばかりです。

開幕前の朝日VS読売の騒動のせいか、飛ばない統一球のせいか、はたまたチーム内に何かがあったのか?
(あくまでも想像の範囲ですよ。誤解無いように)

巨人OBで、現ソフトバンクホークス会長の世界のホームラン王、王貞治氏は自著で次のように記している。

「努力しても報われないことがあるだろうか。たとえ結果に結びつかなくても、努力したということが必ずや生きてくるのではないだろうか。
それでも、報われないとしたら、それはまだ、努力といえないのではないだろうか。」

ここまで自分を追い込むことで「世界の王」となった同氏も、昭和46年のシーズンは長いスランプに陥ります。

その時に、自身の野球日誌に記した言葉とは...

「お前は日本一のスペシャリストだろう。そのお前が他人と同じことをやっていて、日本一のスペシャリストでいられるか。裏付けにないスペシャリストがいると思うのか!」

と人一倍練習したといいます。

同年、9月15日甲子園で行われた巨人VS阪神。

当時の阪神の若きエース江夏豊投手の前に、第一打席、第二打席、第三打席と連続三振喫し、試合も0-2でリードされた9回裏の攻撃、第四打席を迎えた王貞治は、江夏投手が自身満々で投げ込んだフルカウントからの内角ストレートを見事ライトスタンドに逆転の3ランホームランを叩き込みました。

生涯ホームラン868本。

目に涙を浮かべてダイヤモンドを回ったのはこの1本だけだったと語っています。

ひたすら努力を重ねた「世界のホームラン王 王貞治」の言葉は本当に重い。