昨日に引き続き「報告」の話しです。
報告は単なる報告に終わらせないことが大切です。
その為には「鉄は熱いうちに叩け」といった、仕事の“勢い”や“スピード感”が大切です。
そこでキーとなるのが「リアルタイム報告」です。
これは、報告する際の「時間的なルール」と言っても良いと思います。
「リアルタイム報告」には、状況を把握する力があります。
問題が悪化する前に対策を立てることができるのです。
状況の把握や問題解決に時間を費やし、企業イメージを失墜させ、結果としてお取引先との関係を大きく崩すことは案外と多いものです。
「リアルタイム報告」は事態の進行を食い止めるだけではなく、問題解決にも主導権を握ることができます。
その結果として、相手の要求をすみやかに満足させることが出来、企業としての信頼感もより高まるものです。
また、「リアルタイム報告」は、自分を守る「お守り」にもなります。
問題発生から時間が経てば経つほど、それが悪化し“初期対応”のマズさを取りざたされることになります。
実際、このような事態になった場合「なぜその問題を解決しなかったのか」ではなく、「なぜ素早く対応しなかったのか」といった、企業人としてのそもそも論での烙印を押されることになります。
「すぐに対応したが、解決できなかった」というのは、まだ許される。
しかし「対応の遅れ」に関する限り、どんな言い訳も通じないのです。
なぜ?
「報告書とは、解決策のあるアクションでなくてはならない」からです。
対応=行動だからです。