2012年7月3日火曜日

戦略に関するおさらい(2)

昨日に引き続き「戦略に関するおさらい」。

本日は、戦略に関する用語の解説。

これも山登りに例えてイメージしてみます。

①「ビジョン」・・・ビジョンとは、目指す山の山頂。戦略を実行して達成する最終の目標のこと。

戦略を練る段階では、もちろん山頂には到達していません。

だから、わからないことも多い。

しかし、「目指す山の山頂」を決めないと、登山ルートは決まりません。

戦略も同様で、ビジョンをしっかりと決めないと、戦略は決めようがありません。

ですから、まずは「目指すビジョン」を描くのです。

②「戦略」・・・戦略とは、山頂に到達するための登山ルートを決めることです。

山頂を目指すにも、いろいろな選択肢があります。ルートを選ぶということです。

また、いろんなルート選択に加え、天候の変化やチームの技量や体力などを見極めながら、ベストなルートを選ぶこと。

意思決定のことです。

③「戦術」・・・戦術とは、難所突破の工夫のことです。

目標達成に必要な、装備は?トレーニングは?

実際に登山ルートを進み始めたとき、現場レベルで工夫や意思決定する必要があります。

これが戦術です。

④「事業、経営計画」・・・事業、経営計画とは、登山計画のことです。

1日目はゆっくりと100m登る、2日目は少し距離とスピードを上げて150m、3日目は更に200m。

4日目以降は、平坦な道を横に5km歩き、5日目に山頂にアタックする。

もちろんすべてが計画どおりに行くわけがありません。

計画書をつくることで、より山登り、つまり戦略実践のイメージが明確になるということです。