昨日に引き続き「戦略に関するおさらい」。
本日は、戦略に関する用語の解説。
これも山登りに例えてイメージしてみます。
①「ビジョン」・・・ビジョンとは、目指す山の山頂。戦略を実行して達成する最終の目標のこと。
戦略を練る段階では、もちろん山頂には到達していません。
だから、わからないことも多い。
しかし、「目指す山の山頂」を決めないと、登山ルートは決まりません。
戦略も同様で、ビジョンをしっかりと決めないと、戦略は決めようがありません。
ですから、まずは「目指すビジョン」を描くのです。
②「戦略」・・・戦略とは、山頂に到達するための登山ルートを決めることです。
山頂を目指すにも、いろいろな選択肢があります。ルートを選ぶということです。
また、いろんなルート選択に加え、天候の変化やチームの技量や体力などを見極めながら、ベストなルートを選ぶこと。
意思決定のことです。
③「戦術」・・・戦術とは、難所突破の工夫のことです。
目標達成に必要な、装備は?トレーニングは?
実際に登山ルートを進み始めたとき、現場レベルで工夫や意思決定する必要があります。
これが戦術です。
④「事業、経営計画」・・・事業、経営計画とは、登山計画のことです。
1日目はゆっくりと100m登る、2日目は少し距離とスピードを上げて150m、3日目は更に200m。
4日目以降は、平坦な道を横に5km歩き、5日目に山頂にアタックする。
もちろんすべてが計画どおりに行くわけがありません。
計画書をつくることで、より山登り、つまり戦略実践のイメージが明確になるということです。