2012年7月12日木曜日

ホスピタリティの源泉とは?

「ホスピタリティ」とは、自分の良心の心からの表現であり、その場で求められている最高で本質的な温かさを作り出す動きを、自然にさりげなく表現すること。

これは、ディズニランドにおけるゲストへのサービス質を定義したものです。

「ゲスト(お客様)に喜んでもらいたい」

「ゲストが困っている」

「ゲストにとって最善の行動は」

「ゲストは何を求めているのか」

ホスピタリティを考えることで、サービスやコミュニケーションの質の向上につながるという考えです。

なぜ、ディズニーランドは皆から愛されるのか?

その答えがここにあるように感じます。

ディズニーランドで、夢や希望を感じるのはゲストだけではなく、キャストといわれる従業員も同様に感じるから、質の高いホスピタリティが実現するのだと思います。

ディズニーランドで働くキャストのほとんどが「準社員」「アルバイト」といわれる人たちです。

ゲストだけではなく、そこで働くキャストが「夢や希望」を感じ、ディズニーの一員として「夢の舞台を支えている」という意識をもてる環境が根付いているからこそなのです。

「サービスのレベルは、有名性やキャリアではなく、個人の“人間性の質”にある」

こう思えるのが、ディズニーランドが皆から愛される理由の一つだと言うことです。

そして、何よりもキャストの一人一人が、「自分はディズニーランドで働いているんだ」という誇りを持っているということです。

経営者や役員が従業員とコミュニケーションを密にし、共通したビジョンを持つことでディズニーランドのような成長継続企業を目指すことができるはずです。

企業が考えていることを従業員に徹底させるためには、上司や先輩が部下から敬意をもたれ、「なのような人になりたい」と思われるようになることが大切です。

理念やビジョンを真摯に実行し、志の高い目標を共有することで、成果を出し続ける風土をつくる必要があるのです。