最近、社内研修や外部の方との会話で「アクティブ・リスニング」(傾聴)に関する話題がちょこちょこと出てきたので、昔の資料を読み返してみました。
その中に「もてる男は話さない。」というコラムがありましたので紹介します。
タレントのテリー伊藤さんが書いた雑誌のコラムです。
「福山雅治より石田純一の方がモテる」
福山さんは、女性の話しを聞いていると黙っていられず、つい「それは違うだろう!」とか「こうすべきだろう!」と相手の話しをさえぎつてしまう。
一方の石田さんは、聞き役に徹することが多く、うなずき以外は一言も語らず、何時間もじっと話しを聞くことさえある。
「話しを聞くか、聞かないか」この差は結果に表れます。
ゴシップねたが大好きな方なら分かるはずです。
これは特殊なケースではありません。
さまざまなアンケートでも「40歳を過ぎてからモテ始めた男性」がモテるコツの第一に挙げるのが「女性の話しを聞く」です。
「相手に多くを話させる時間が長い程、相手からの好感度が増す。」ということです。
相手とのコミュニケーションは男女の出会いや恋愛だけではありません。
ビジネスシーンにおいても同様です。
「何かを話さなければならない」ではなく「相手にどう話させるか」も大切だと言うことです。
「話しを聞いて欲しい」は、「わかって欲しい」にもつながります。
「認知欲求」は人間の根源的なニーズともいえます。
「聞くか、聞かないか」このスタンスの差が相手との距離の長短を決めるものさしの一つのようですね。