2010年3月7日日曜日

プロアマの壁

日本学生野球協会が日本学生野球憲章の改正案について、全会一致で承認し4月1日から施行予定であると発表しました。

今回の新憲章は、プロとアマの交流制限が大幅に緩和されることが明記されているという。

そもそもこの“壁”が出来たのは、教育の一環である“野球”である学校部活の野球に対して、有力な選手を高額な契約金での勧誘や、一部のブローカー的な関係者との金の絡む癒着問題等で出来たものであり。

子供達が何か悪さをして出来た壁では無いのです。記憶に近い問題でも栄養費という名目で有力選手の当時のドラフト制度での“逆指名”してもらう為の大人が犯した罪が思い浮かびます。

他のスポーツではプロ・アマの壁などなく技術や精神面のアドバイスは積極的に行われており、野球に関してだけがまれな制約になっています。

国民的スポーツであるが上での性かもしれませんが、私的な考えですがこの話題は大歓迎であります。

しかし、技術面での指導はプロ関係者が余程気を遣わないと、子供達に対して良くない事が起こる可能性があります。

同じ事個所を指導しているつもりでも、言い方によっては真逆の理解をすることもあります。日頃監督・コーチが言っている事と同じでも言い方によっては違った解釈をしてしまうという事です。

プロと名が付くだけで子供達には影響力が多からずある訳で、指導する際には日頃私生活も見ている監督・コーチとのコミュニケーションは外せないでしょうね。

先ずは、実際の指導を期待するよりも、自身の学生時代の経験やプロに入った後のギャップやチームメイトの話題などを含めた話を子供達の悩みに沿って聞いてあげ、答えてあげることが大切だと思います。

プロにまで行った人は違うな!と言われるのは、実際のプレーではなくものの考え方や自身を律した行動にあるはずです。

一部の大人の抱え込む利権や人脈をお金に換えるやりとりなどは愚の骨頂であり、肝心なのは子供の将来ありきの考え方で、プロもアマも考えて欲しいものです。子供成長に対するお礼は子供とその親が考える事であり第三者の口利きはいらないと思いますが、如何ですかね?