日本資本主義の父と言われ、江戸幕府の末期の幕臣であり、維新後は官僚を務めその後約500社ともいわれる株式会社の設立に関わった「渋沢栄一氏」の言葉です。
幕末、維新の時代、困窮を極める時代において、我々の先人達は明日に向けて、未来に向けて戦い抜いたのか?その源泉になるものは何だったのか?
明治維新後、武士は地位や職を失いましたが、それまでに脈々と受け継がれてきた教育と武士の魂によって新たな世界を切り開いた例の話しは先日話ししましたが、全てが事業として成功した事例ばかりではなく、どちらかと言うと失敗した例の方も少なくないのです。
しかし「士魂商才」という言葉が生まれたように、武士の道徳と商人の利益は合い交わること出来ると論じた方もいたのです。それは、日本国民全体が未曾有の政権交代という大きな変革の中にいたからこそ、全ての日本人に目標があったからこそだと言われています。
現在の日本も考えようによっては同じ様な時代のはずです。
タイトルにある「元気振興の急務」。まさに物が潤沢にあり、生存とか安全とかの意識が薄れた日本において、どこに向かうのかを示す時なのでしょう。
本来、国民の向かう方向を示す事を本分とする政治や教育はあいも変わらずで、事なかれ主義や当事者意識の無さが蔓延していると感じざるを得ません。
しかし、私一人が大義を守れるべきもなく、役割としては最低でも自身が守る企業の範囲の中だけでも
「元気振興の急務」に努めなければと思っております。
「元気振興の急務」、まさに進むべき方向を示し、当事者意識をもって「永続的可能性」を追いかけ実現に向けて頑張るだけなのです。