2010年6月6日日曜日

エコ商品

昨今、社会全体が環境への認識が高まり、何かにつけて“エコ”という言葉が使われます。

しかし、その商品がエコでは無くて皆さんが購買しなくなると困るような商品も有るはずです。

専門的にその商品を作っているメーカーにとっては、「エコでは無いので買いません」は死活問題です。

例えばオフィスの身近なものと言えばコピー用紙ですが、いくらペーパーレスが進んでいるとはいえ、正式な文書は必ず紙ベースです。

車もエコ、家電もエコ、生活で使用する商品のほとんどがエコを意識しています。

しかし、便利になって価格も補助金で安くなり、購買者が増えると物が溢れます。野菜や果物もたくさん採れると値段も下がり、歩留まりは廃棄されます。

どこまでこのエコは進むのでしょうか?

以前にお取引があった大手事務機器メーカーの方がこう言われていました。「コピー機が文字を消せる様にするのが究極の技術で目指すところです。」

その物を作ってている企業が、その物事態を使わないで済むようにするのが究極のエコ商品だと言う事です。

電気を作る電力会社が“電気を作らなくていい技術”が出来れば究極の商品だと言う事ですね。

これはまさに文明を変えるぐらいのイノベーションなのです。

我々は日常の暮らしで簡単にエコという言葉を使っていますが、それぞれの物づくりの中での究極の商品を考えてみるのも面白そうですね。

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