2010年6月8日火曜日

ストーリー性重視

他人に共感してもらいたいなら“ストーリー性”が重要になります。

我々企業人には、このストーリーがないと話になりません。

あらすじに構成や演出が加わり物語が出来て行きます。また、その物語に必要な人物が配役として加わります。

そこには、大道具や小道具、音響や照明も加わり最後には、共感する相手である“お客”が加わり、一つの物語が出来上がる訳です。

浜辺で子供たちにイジメられている亀がいて、浦島太郎がそれを見かねて亀を助け、亀はそのお礼に太郎を竜宮城に連れて行き、その帰りに玉手箱をもらい、約束を守らないで開けると老人になるストーリー。

一つの物語になっているから子供が聞いても理解出来る。この物語“亀”がいなくても、“浦島太郎”がいなくても成り立ちません。

浦島太郎が竜宮城から戻り、鬼が島に鬼退治に向かってもストーリーが変わり、イジメられた亀の存在は意味がなくなります。

全てにおいて、相手を納得させ共感を得るには、分かりやすいストーリー性がないと受け入れられません。

どのようなストーリーで、誰がどの配役で、結果としてどうなるのか?を分かりやすく演出するのが大切なのは事業も同じです。

あらすじ(事業方針)、演出構成(上司の指示)、登場人物(メンバー、社員)、大道具や音響(様々なツール)、観客(ユーザー)、観客の共感(売上・利益)となるのです。

この考えはマネジメントのコツではなく、当然の組み立てなのです。