2010年6月21日月曜日

変化・変革

現在のあらゆる産業での景気の減退は、一部では回復の兆しが見えてきた様な報道もありますが、それは、最終製品の製造販売や直接的な顧客へのサービスを行う大手企業のの場合であり、我々中小企業の場合は、その影響が窺えるのは時間的にまだ先の様な感じがします。

しかし、この様な経済状況下でも着実に成果を上げている中小企業もあります。

近年の様々な分野でのグローバル化や経済構造の変化や進展により、大手と中小や中小同士の企業間関係も変化が生じ、中小企業の事業活動が直接的に業績に反映するようになってきました。

元請け、下請けの関係が崩れ、中小企業がより主体性を持ち自らが製品の企画・開発を行い、自らが顧客ニーズを捉えたマーケット戦略を行い、また新しい分野に自らが進出しています。

「受動的」から「能動的」へと変化しているのです。

では、どのように変化しているか?

第1に、今述べたように直接的な事業活動・・・「受動」から「能動」
第2に、強い財務体質・経営力へ向けて・・・限りある経営資源、効率的な経営資源の配分
第3に、市場の中で評価されることにを認識する・・・独立した中小企業

「旧態依然」や「変化を拒む」中小企業は特異な例を除いて取り残される様な気がします。

もともと景気にあまり左右されないと言われていた我々業界も、既に取り巻く環境は変化し、その変化にともない企業としての変革を迫られていることに気づく必要があります。

変革を迫られる我々が、この事実を乗り越えられるのが「企業家精神」であるのならば、役員だけでは無く社員全員が“企業家精神”を発揮し生き残らなければなりません。

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