2010年7月3日土曜日

横ばい

オランダの独立研究機関「環境評価機関」は、2009年の世界のCO2の排出量が、1992年以来17年ぶりに前年と同水準の横ばいになったと1日報告しました。

横ばいの要因として、

「世界的な金融危機」「工業生産の鈍化」を揚げており、先進国の排出量が前年比7%減少したのが大きく影響したとしている。

また、一方で、経済発展を続ける新興国の中国が9%、インドで6%とそれぞれ増加したと報告しています。

今後の心配として、経済回復後の排出量の回復や景気影響で減少した先進国が、排出権枠の買い控えが進み、新興国の排出量削減への影響が出るのではと懸念しています。

G8でも世界の経済回復が第一という議論が進んでますが、従来前の単なる物を作る、売るというものではなく、環境分野での経済の押し上げが可能になれば一石二鳥となるのですが、「経済と環境」の問題今後どの様な展開を生みだすのか?

循環型社会と低炭素化社会の融合は出来るのか?