2010年7月24日土曜日

職人の言い伝え

本日、当社の重要なサプライヤーの役員との会食の際に、お店の方から聞いた話しです。

最近は、一から修行した職人が職人が少なくなってきたという話題で、将来家業を継ぐ為に修行に来ている子、将来独立して自分の店を持つことを目標にしている子は、覚えも良いし、少々怒られても付いてこれるが、憧れや、見掛だけで何となく入ってきた子は付いて来れない。

どの世界でも、目的をキチンともってその世界に飛び込む者と、なんとなく入ってきた者とは、全てにおいて差が付くということですね。

職人さんの言い伝えで「器用は形を作るが、不器用は味を作る」というそうです。

器用な者は、何でもパッと出来るが、不器用な者は、何回も何回も自分で練習して、努力を重ねる。その結果として、形だけではなく、味を作ることが出来ると言う事だそうです。

努力に努力を重ねた、その技を本当に自分のものにしている者は、真の実力者だと言う事でしょうね。

良い話を聞かせて戴きました。そして、抜群の『職人技』でした。