2010年7月17日土曜日

進むモーダルシフト

本日付け神奈川新聞によると、環境負荷の低減を各企業が求められる中、自動車から鉄道・船舶への輸送手段転換(モーダルシフト)が進んでいる。と報じています。

当社は開業時から、特に「船舶輸送」にこだわりを持った「リサイクル物流」を実行して参りました。

当社は毎年、12万トンもの商品を供給しており、“横浜港”をバックに抱えている立地条件をフルに活用しない手は無いし、また、当社の廃棄物由来の原・燃料商品を必要とされているユーザーは、北海道~九州まで広域に所在しており、海上輸送が出来るのと出来ないのでは、雲泥の差が現れます。

さて、今回話題に上がっているモーダルシフトですが、本記事には自動車メーカー大手のホンダの事例を取り上げております。

横浜港・大黒埠頭と三重県四日市市との行き来をトラック輸送から、船舶輸送えとシフトチェンジした事例を紹介しています。

その背景には、ホンダが本年度、「国内輸送のco2の排出量を2006年度比で10%削減する」という目標を掲げているからです。

「積載効率を高めて、コストの低減も図りたい。」という狙いです。

また、国外に対しての国交省の動きも、アジアのハブ(拠点)港を目指し、集中的にインフラを整備する「国際コンテナ戦略港湾」に京浜港(東京・川崎・横浜港)と阪神港(神戸・大阪港)を指定する方針を発表しました。

1970年代をピークに取扱量を海外(シンガポール、上海、釜山等)に奪われ、世界の競争からおいていかれつつある我が国の港湾事業も、「選択と集中」による整備に転換するもであります。

我が国の排出するco2、地球温暖化対策上でも大きな割合を占める“物流”に今後注目が注がれるのは間違いないと思います。その中でも、船舶・鉄道によ.モーダルシフトは注目の的になるはずです。

我々業界も“静脈物流”の担い手であるのならば、避けては通れない問題(物流における地球温暖化対策)であることは、認識すべきですね。