2010年12月9日木曜日

何かを持っている斉藤投手

本日、日本ハム1位指名の早稲田大学斉藤佑樹投手の入団発表が、華々しく多くのファンにお披露目されました。

早稲田の斉藤投手、どうしても私の中で彼に被るのが「元ヤクルトスワローズ荒木大輔」さんです。

年齢的に私より1つ上ということで、ヤクルト時代はよく話もしました。

荒木さんが、肘の手術から一軍に復帰するまで結構な時間を費やしましたので、その間ファームでも一緒に過ごしましたし、ゲームでも相当投球を受けさせてもらいました。
もちろん、一軍のゲームでも組ませてもらったこともあります。

人気といい、ルックスの良さといい、野球センスといい、とにかくこの2人は共通していると思います。ましてや母校も早稲田実業ですからね。

しかし、荒木さんは、高校時代あまりの人気の凄さで、他県からの招待試合のオファーによる登板機会の多さなどで、プロに入ってからも酷使された肘・肩と人気選手、ドラフト1位というプレッシャーと常に戦っている姿を見ていましたので、もし、斉藤投手が同じような状況だったら心配になります。

投手の肘・肩は消耗品です。大人気だった高校時代、1年生の時から投げ続けた大学時代、我々の時代とは体のケア技術も各段に違うとは言え少し心配になります。

「何かを持っている」という言葉で、流行語特別賞をもらった斉藤投手、“それは仲間”だけではなく、強靭な身体も持っていることを願います。