2010年12月1日水曜日

サイエンスとアート

先日、ある取材を受けた時に、経営と“アート(芸術)”は関係深いという話題をしたことがありました。

経営にはサイエンスの部分とアートの部分の両方が必要であると、私は常日頃から思っています。

私は、社員に「ストーリー(物語)のない仕事は絶対にうけない」と言い切っています。

「○○株式会社様 物語」「営業マン○○君 物語」。それぞれに物語があるからこそ、深くて長いお付き合いが出来るものです。

そのストーリーを生み出せるのが「アート」だと思います。また、アートを“感性”ともいえると思います。

ですから、ビジネスパーソンとしてのスキルを上げる事ももちろん大切ですが、ストーリー作りはアートの部分に属しますから、センスを磨く必要の方が非常に大切だと言う事です。

社員が作り上げた、顧客ストーリーや自分ストーリー、私が作り出す当社の戦略ストーリーは、作り上げた自分自身が楽しいものであればあるほど、相手(ステークホルダー)にもうけるはずです。

先ずは、ビジネス本や歴史書など過去の出来事(サイエンス)などを参考に学び、自分で心底おもしろいと思えるストーリーをつくること、ここが出発点なのでしょうね。