2010年12月13日月曜日

IPO(新規株式公開)数に想う

巷では、「龍馬伝」や「坂の上の雲」がドラマの世界では大変な人気ですが、現実はというと?

2009年のIPO(新規株式公開)企業数はわずかに19社、ピーク時が2000年の180社ですから、10分の1にまで落ち込んでいるのです。

その数は、既に中国に抜かれている事は勿論のこと、お隣の韓国、香港、台湾にも抜かれているのです。

また、上場廃止になっている企業がある訳ですから、上場企業は実数でも減っているのです。

私も社会起業家支援に参加させてもらったりしていますから、偏った意見は言えませんが、この数字は、「要するにガツガツ感に溢れ、人を押しのけてでも成功をつかみ取るといったタイプの若者が減っている」といわれる事に関係しているような気がします。

明治維新からの文化、経済、工業技術の高度成長期のような“野心”の塊はドラマや歴史の中にあって、現実には失われたものに日本はなったのでしょうか?

過去の歴史は、時には大変役に立つお手本です。

今の日本の状況はいつの時代をお手本に学び直せば良いのでしょうか?