2012年5月21日月曜日

エシカル消費

「エシカル」とは、「倫理的」「道徳上」という意味です。

エシカル消費とは...
「環境や社会に配慮した工程・流通で製造された商品を選択し、そうでないものを選択しない」という消費活動である。(wikipedia)


端的に言うと、「社会的正義にかなった消費」という意味です。


東日本大震災以降の調査によると、15歳以上の人口の76.4%が寄付をおこなっており、また、内閣府の調査でも「何か社会のために役に立ちたい」と考える人は69%もいるという結果になっている。


ちなみに、バブルが始まった1986年の調査では、47%だった訳ですから、随分と増えているのがわかる。


社会貢献については、どちらかというと「感情的」なものが行動に表れるものです。


ですから、消費についても社会貢献による消費の拡大がどれくらい伸びているのかは、実際のところはっきりと数値化されていなかったようですが、大手自動車メーカー子会社のマーケティング調査会社の市場調査結果によると、市場では、「寄付型の商品」や「フェアトレード商品の購入欲」が伸びており、「エシカル」という言葉の認識や概念の実施・共感を行動に表している消費者は増えていると言います。


東日本大震災後、社会貢献に関する国民の関心は、高まる一方でしたが、一向に進まない復興や社会保障と税の一体化の議論の中、現在は地球温暖化対策同様やや停滞状態であることは否めないと感じています。


ビジネスにおける社会貢献については、まだまだ感情論で議論されることが多いのですが、今後、国民の思いが「エシカル」へと広がり、「社会的正義にかなった消費」に変わる時代がすぐそこに来ているように感じるのは私だけではないと思います。



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