「マーケティングは心理学」といわれます。
顧客の心を先読みして、顧客自身さえも気づいていないニーズを探り当てるのが、マーケティングの目的だという人もいます。
この目的を達成する為には何が必要なのか?
顧客の心をすべて知ることができれば、どんなサービスや商品を提供してもバカ売れするはずです。
ところが、世の中そう甘くはありません。
自信をもって世に出したサービス、商品が売れないということはよくあるものです。
つまり、顧客の心と売る側、提供する側の心の間には大きなギャップがあるということなのです。
こうした「ギャップ」を分析する際に使う手法が「ギャップ分析」。
近江商人の言葉に「売り手良し、買い手良し、社会良し」(三方良し)というものがありますが、まさにそれぞれの思いが重なり合ったとき、「ギャップ」が埋まるということでしょうね。
ギャップ分析を行う上での肝は、ありふれた言い方ですが、「顧客の、社会の心になりきろうとすること」なのでしょうね。