「把手共行」(はしゅきょうこう)
字のごとく自らの清らかな心と共に手を取り合って生きて行くとということ。
苦しい時も悲しい時も、共に分かち合って人生を歩める友人をつくることです。
そして、この信頼関係を育てる為には、時間が必要です。
お互いの気持ちを十分に伝え合い、理解し合ってこそ生まれてくるものです。
(出所:枡野俊明著「禅の言葉」)
小学校に入学する時に歌った「一年生になったら、友達100人できるかな?」。
皆さんも歌ったはずです。
「友達は多い方がいい」と大人から教え込まれました。
が、友達とは決して数の問題ではありません。
お互いに心から信頼し合い、尊敬できる友達をいかにつくっていくか。それこそが一番大事なことです。
「人生は一人旅。しかし、一人では生きられない。お互いに励まし合ったり、助け合ったりしながら人は生きてゆく。そういう本当の仲間がいることが、尊い人生だと私は想う。」
と筆者は述べています。
もし、「本当の友達がいない」と嘆いている人がいるとすれば、それは自分の心を開いていないからなのでしょう。
この人と共に歩みたいと思う人がいれば、先ずは自分の心を開くこと。そして、たくさんの人に開く必要はありません。
多くの友人と広く浅く付き合うより、数は少なくとも深く付き合うことです。
0 件のコメント:
コメントを投稿