「質問」という行為は、相手から大切な有難い情報を引き出す手段です。
それと同時に、自身の主張や思いを切り出すための出発点でもあります。
「質問」が議論の火蓋を切り、あるときは反論し、あるときは共感や同意へと発展していきます。
「質問」の間口が広い人は、“発想力”が豊かな人です。
そして、「質問力」は自分のスキルアップにもつながります。
例えば、「自身を人の立場に置き換えて考える」ことができる能力です。
このスキルは、現代のビジネスシーンで大変重要視されています。
「質問」という手段により、相手の考えを引き出すことで、自身を人の立場に置き換える訓練を常日頃から行っていれば、どのような立場に立たされても、柔軟な発想で素直に聞くことができるのです。
ただし、賛成であろうと反対であろうと、相手の意見に耳を傾け、持論を論理的に説明する責任、義務がそこに伴うことを忘れてはなりません。
「質問」から展開、そして、解決へと向かう道筋をしっかりと理解して物事をすすめること。
そこには更に「聞く力」と「説く力」が必要になってきます。