しかし、ネガティブサイクルに陥る危険性があっても、「若い発展途上の企業は、それに立ち向かうことも必要だ」とも書かせてもらいました。
では、本当に正しい「会社を元気にする戦略」とはどのような戦略なのでしょうか?
「ネガティブサイクル」に対して、「ポジティブサイクル」になる戦略。
「ポジティブサイクル」は、人の生み出す「知恵」、組織の持つ「強み」、個人の「自主性」、「創造性」、そして、「遊び感覚」といった、現代社会に合わせた側面を重視する戦略です。
これが「会社を元気にする戦略」のキモで、そのサイクルの中心に位置するのが「ミッション」(使命・志)なのです。
ただし、そこにたどり着くまでには、昨日も述べたように、「スタンダードな戦略」、「古典的な戦略」も作り、実践をまず行うことが必要。
一足飛びで現代社会に合った戦略を作ろうとしても、「何かのモノマネ」、「ひ弱な戦略」でしかないと考えるからです。
ただ、本来の「現代に合った戦略作り」は、知っとかなくてはなりません。
あえて、挑むことも大切なのです。
☆「ポジティブサイクル」
強みの発見、顧客の理解 → 価値とビジョンの設定
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