私の仕事は、「幹部社員の指導」です。
指導というと語弊があるかもしれませんが、私の仕事は幹部以下の社員の指導・教育ではなく、私の仕事は幹部社員の指導だということです。
幹部以下の社員の教育・指導は、幹部社員がしっかりやってくれればいいと思っています。
ですから、私の幹部社員に対する指導は重要なのです。
どんな仕事でも「絶対に成功する」というものはありません。
ですから、「絶対に成功するマニュアル」もありません。
自分なりに考え、様々な方からの教えを戴き、幹部社員の反応を見ながら事業を進めていかなくてはなりません。
そして最低でも、向かう方向性はしっかりと示さなくてはなりません。
そうしないと、会社は動きようがありません。
まずは、私の向かいたい方向について、しっかりと幹部社員から理解と共感を得なくてはなりません。
その為には、理論的に説明しなくてはなりません。
この方向性を伝えるレベル1までは、どの幹部社員に対しても同じ対応です。
そこから、レベル2、3、4と上がるにつれて、個々の幹部との対応に変わっていきます。
そこで、やってはいけないことは二つ。
一つ目は、「押しつけ」。
二つ目が、「パワハラ」。
幹部社員は、同じ道を行く同志でなくてはなりません。
大切にしなくてはなりません。
幹部社員には、このことをしっかりと受け止めて戴き、自身の部下にもこのことを伝えてもらいたいものです。
「面倒見のいい上司」に必要なのは、「現状の大きさ」、「将来なって欲しい大きさ」を部下と共有し、どんな苦難があっても乗り越えるだけの「情熱の大きさ」を持つことです。
私の仕事も同様です。
幹部社員の現状の大きさ、私がこのような経営幹部になってもらいたいという大きさを幹部社員個々と共有し、どんなことがあっても負けない大きな情熱で共に事業を進めることです。