「花無心招蝶 蝶無心地尋花」
(はなむなしくにしてちょうをまねき、ちょうはむしんにしてはなをたずぬ)
「縁の法則に則る。」
春になれば、蝶が花を求めて飛んできます。
誰から学んだわけでもなく、至極自然に二つのものは結ばれています。
これがいわば大自然の法則というもの、仏教の世界では、こうした大自然の法則を「因縁」と呼ぶのです。(出所:枡野俊明氏著/禅の言葉)
縁というもの、人の縁だけではありません。
仕事の縁、住む家の縁、会社や街との縁もあります。
しかし厄介なのは、縁には、「良い縁」と「悪い縁」があるということです。
どちらの“縁”と結ぶかによって、人生は大きく変わるでしょう。
素晴らしい人と縁を結びたいのなら、その人と付き合えるだけの魅力を自分自身が備えておかなければなりません。
せっかく良い仕事の縁があっても、それをこなすだけの力量がなければ、縁を逃がしてしまいます。
今、自分が結んでいる「良い縁」「悪い縁」を客観的に見つめることも大切です。
「悪い縁」は断ち切り「良き縁」がやってくるようにしたいものです。