2010年1月8日金曜日

生物多様性

8日の各紙は、「生物多様性」に関する話題を大きく取り上げています。

過日開催されたCOP15の結末ら対する不満・不安からか、各研究機関や地球環境保護団体や自然保護がコメントを発しています。

地球温暖化対策として、各国が目標としている数値をクリアしたとしても、上昇温度は産業革命前と比べた今世紀末までの平均気温の上昇は、“3.5度”にも及ぶ恐れがあり、COP15において各国が「留意する」と決議した現行の削減目標では、“2度”が実現出来ないとも警笛をならしており、更なる削減目標の引き上げの必要性を訴えている。

気候変動の政府間パネル(IPCC)の2007年の報告によると、05年までの100年間の平均気温は“0.74度”も平均で上昇しており、これが目標としている“2度程度”を超えると、最大30%の種が絶滅するリスクが上昇し、生態系に大きな影響を与えると報告済みである。

地上や海洋の砂漠化抑制、熱帯雨林の減少抑制、自然の環境の悪化は、海面の上昇だけにとどまらず、我々の生態系にも大きく影響を与えるものです。害虫の害獣の天敵の絶滅は、人間生活の危機を呼び、新しい感染ウィルスの発生にも及ぶでしょう。

もう映画のだけの世界ではないのです。