2010年1月19日火曜日

ルーティーン

最近、積極的に「チーム経営」、「マネジメントの重要性」について、ブログや社内の事業活動、講演の依頼の中でも話す事が多いのですが、間違って伝わると大変なことになる事があり、私自身もいつも気を配っている事があります。

如何なる事業に対する想いやその為の手法においても、そのほとんどが“同じタイミングで同じ事を繰り返す”、“ルーティーン的”、“反復的”な業務がほとんどであることです。要は基本が大切である事です。

流行りの言葉やカッコよさは目につきやすく、その“ウケ”の良さに事の根幹を別物とした解釈は非常に危険なことであることであります。

米国MLBのイチロー選手はシーズン中のプレーにおいては、一日の起床から食事、試合前のトレーニング、試合後の過ごし方まで同じ事を繰り返す「イチロールーティーン」を実行しています。

単なるゲン担ぎ的な行動ではなく、彼は「同じ事を繰り返すことによって自身の変化に気付くことが可能となり、そしてそのリカバリーを可能に出来る」と言っている。

私が思う「チーム経営」、「マネジメント」の重要性はあくまでも「ルーティーン」をベースとした“変化の予見と変化への対応”です。

新しい発見には、何らかのベースが必ずあるものと考えます。