2010年1月29日金曜日

ソーシャル・マーケティング

大手企業の景気回復に向ける動きを強める中、マーケティングへの考え方の変化が表れています。

年末の派遣村の創設や雇用対策の為に尽力を捧ぐボランティアの方々は一昨年より昨年は増え、様々な場所で自身で選んで奉仕イベントに参加する方が増え続けており、まさにトレンドと言っても良いほどです。

年明け早々のハイチでの災害では、世界の様々な人々がボランティアとして動き、支援国も次々手を揚げています。

日本では、95年に起きた阪神・淡路大地震を機に、日本のボランティア機運が高まりを見せ「ボランティア」元年とも言われました。

そんな中、大企業の戦略も変化を見せています。

あるコラムではこの様に掲載しています。

米国でのこの時期の国民的行事であるNFL(アメリカンフットボール)の王者を決める“スーパーボール”と言えは、大企業の露出度から考えると大きな広告を打つチャンスでもあります。

しかし、今年のスーパーボールのスポンサーからあの世界の「ペプシ」が撤退し、この経済状況の厳しい折に2000万ドル(約18億円)もの予算を社会貢献キャンペーンに投じるという。

更にこのキャンペーンはコンテスト方式により、ネット投票で支援先が決まるというもので、より多くの消費者を巻き込んだ形でのソーシャル・マーケット戦略と言えます。

世界中の人がユーザーである「ペプシ」のような企業が、より生活消費者に身近な貢献を行うことにより新しいマーケットを創出し、生活消費者との正しい社会貢献・ネットコミュニティーを構築する正しいマーケティングへと転じているのです。

米国民のほとんどが関心を持つ、スポーツイベントの広告を蹴ってでも、この様なソーシャル・マーケティングにシフトしたというのは、大きな時代の変化と言わざるを得ないと感じました。

これも見逃せない新しい動きですね。

さて、数日間ダイエットの話しを休みましたので、次回は「油」の採り方についてお話しします。当社のご婦人方にもお勧めしますよ。