2010年1月20日水曜日

心に残る言葉

先日、私の先輩でもあり、大親友である方の奥様が亡くなりました。

突然の訃報に愕然とし、とにかく会いに行かなくてはと思いご自宅に急ぎました。

久しぶりにうかがったお宅にご遺体が戻られ、突然の悲しさに戸惑うご家族のご様子がとても印象的で、明るすぎるぐらいの奥様とご家族の日常とは全くの正反対な雰囲気でした。

ご夫婦とは二度ほど旅行をご一緒させていただきました。最初の旅行は業界の後輩の海外での結婚式です。術後間もなかった奥様でしたが我々仲間と楽しく南国の島で楽しんでおられていた姿が目に浮かびます。

その当時、ご夫婦のご長男を大学卒業後当社で御預かりすることになっており、ご夫婦とはより近い関係となり、その旅行中も何度かこの件について話す機会がありました。

たまたま奥様と二人で話す機会があり、その時の会話は今でも心に残っています。

「あいつはだらしないから」「全然なってないからガンガン鍛えてくれ!」「期待してないから!」というご主人でしたが、奥様は「私の主人の長男ですから必ずやってくれると思っています。」「今はダメなところが多いのですが、将来は必ず。」と私に唱えるように話されていました。

術後間もなかったせいかニコニコされているいつもの表情とは違い厳しい感じをうけました。

そのご長男も当社での勤務を経て今はお父様の会社に入り、今では当社の担当として家業の修行にあたっています。

享年51歳。あまりにも突然で残念な訃報でした。

奥様の言葉は決して忘れられない言葉として、私なりの“奥様との約束”を守り続けて行きたいと思います。

合掌