2010年4月29日木曜日

見失わないように

ダメだ!出来ない!ここがダメ!あれがダメ!

あいつはダメ!ここが足りない!この様な日本にしたのは誰だ!政治が悪い!国が悪い!

毎日、毎日「足りない」話し、「ダメな」話し、「悪い」話し、「ダメな政治」の話し、「ニートな最近の若者」の話し、「身寄りのないお年寄り」の話し、「殺人」の話し、「幼児虐待」の話し...

「有名人の離婚」の話し、「誰と誰がこうなった、ああなった」の話し...

こんな話しばかりですね。

何でこんなに「無いもの」の話し、「自分に持ち合わせていない」話し、「悪いこと」の話し、「妬みややっかみ」の話しばかりなのでしょうか?

ある映画のシーンの中に次のようなセリフがありました。

「無いこと、持っていない事、悪い事の話しばかりしていると、持っているもの、恵まれているもの、良いことが見えなくなるよ。」

ふと、このセリフを思い出しました。

日本は自然に恵まれ、きれいな水や空気もあります。世界的な文化遺産や伝統や格式を重んじる文化もあります。

もっともっと我が国には「こんな良いものがある」という目線を大切にしないと、もともと持っていたものも見えなくなり、その内全てが無くなるんじゃないかと思う時があります。

世間で騒がれている“事業仕分け”も進んでいますが「良いところ」と「無駄なところ」を天秤にかけて、良い部分が少しだからといって全て×では、どうなるのでしょうか?

良い部分の評価はだれがどの様な評価をしているのでしょうか?良い仕組みの事業は?良い仕組みを言える日本人はいるのでしょうか?

あれはダメ、これはダメも大事ですが、たまにはこれは良い、これは大切も聞いてみたいものです。

そうしないと全てが見失なわれる我が国になりそうです。

企業も同じです。我社の強みは?あなたの強みは?的を得た答えを言える人が何人いますか?

もっと、良いところ、強いところ、他にないところを、様々な場面で言えるような生活をおくりたいものです。

欠けている部分はそれからでも良いじゃないですか。

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