2010年4月2日金曜日

更に加速!

昨日に続いて「加速」の話し。

何の加速か?

「CO2排出権付き商品」の加速です。様々な企業が最近は「排出権付き商品」の発表を加速しています。

この排出権、数年前までの我が国では、EU諸国の様に進んでいなく単なる社会貢献的な意味合いで取引したり、国民全体には全くと言っていいほど浸透していない言葉でした。

ところが、昨今の京都議定書やCOP15の話題や、地球温暖化対策基本法、改正省エネ法など企業としてもほっとけない状況になり、国民の生活でも温暖化対策はエコ商品・ポイント還元となり、生活により密着した車や家電、住宅などにも購入の際の判断基準の一つともなるようになりました。

より消費者に近いコンビニエンス大手の「LAWSON」では東京大学や付属病院の削減した排出権の購買からスタートし、現在では数多くの商品に「排出権」を活用したオフセツト商品を発表しています。その消費者が協力して削減した「CO2」は、日本の償却口座に無償移転され、京都議定書で批准しているCO2の目標達成に貢献しています。

また、宅急便大手の「佐川急便」も排出権付き宅急便・通販のサービス開始を先月発表しています。

いずれも、新興国インドの風力発電活用の排出権取引であり、この排出権取引の成果を日本の償却口座に無償譲渡し、削減に貢献しています。

まだまだ、始まったばかりのこの取引。今後、本来の意味での「金融商品」となり企業や投資家、国民の生活にじわりじわりと近づいてくる事でしょう。

0 件のコメント: