2010年4月9日金曜日

温暖化対策で経済成長

本日付各紙は、環境省10年版白書の素案について報じている。

2010年度版環境白書の素案では、地球温暖化対策が経済成長につながるとの認識を強調し、日本の環境技術が世界に貢献するという姿勢をアピールしています。

低炭素化社会の構築の実現は、地球温暖化対策を行わない場合のコストを上回り、「チャレンジ25」を通じてあらゆる対策を講じると重ねて報じています。

地球温暖化対策については、エコカーや太陽光発電施設の建設、排出権取引などが拡大され“経済成長”をけん引するという内容である。

また、生物多様性保全については、地球温暖化対策との両輪と位置付け、もともと日本が持っている「里山」に関する知恵を日本から世界に発信していくという。

更に、最近話題になっている「水処理技術」について、日本の優れた技術により世界の衛生的な水の確保に貢献する。しかし、日本の水処理技術が世界の水ビジネスにそのまま受け入れられるかは疑問が残るとの予測も盛り込まれています。

世界全体で「我慢しないでCO2を削減する」為には、日本の環境技術が不可欠であり、その結果経済もけん引できるという事のようです。