2011年8月12日金曜日

「スピード決断」ができなかった

公私ともに40代には、意思決定のスピードと正確さを求められます。

20代、30代のそれとは違い、40代となると中間管理職、上級管理職となりますので、組織内においての責任はまったく異なってきます。

そして、この時期よくなるのが「板挟み状態」。守るべきもの、調整すべきことが多すぎたり、意思決定に十分な情報が足りなかったりで、意思決定できない場合も出てきます。

逆に情報はたくさんあるが、意思決定の基準がぶれていて決めきれない場面もあります。

さらに、組織内において「言うことがコロコロ変わる」とメンバーに思われたくないために、リスクを重んじて否定的な情報の解釈により、ジャッジを先送りすると、メンバーはどのように動いていいか分からずに、決断できない上司に不満を持つ様なことも生じてきます。

心理学をビジネスに応用する研究者は「問題を小分けして考える技術」が必要だと述べています。判断できるところまで細かく分けて行くと言うことです。

大きいままだと、問題が大きすぎて決めきれないのです。小分けして、自分の決断ができるサイズにして臨むことが肝要だと言うことです。

「あのときに決断しとけばよかった」と自分の決断力のなさ、優柔不断さを後悔する前に、問題を小分けして自分の判断出来るサイズに転換し、さらには意思決定の基準を明確にしてことに当たれば、覚悟がし易くなる。」


☆入社1年目の教科書
9.仕事は復習がすべて
「一日を振り返る」ことは大変重要なことです。
一日の仕事で記入したメモ帳やノートを広げ、取ったメモを読み返し、新たに気付いたことがあれば書き足す。そうすることで気付きや、学びを自身に定着させることが出来ます。
「自分の仕事のヒントとなるようなことを、どれだけ気付くことができるか?」
「気付き力」の感性を磨くことは大切です。・・・「覚えたこと、学んだことを自分のスキルとして定着させること」
人間は忘れる動物です。常に“復習”を意識して『知識と経験のストックを増やす』ことで、仕事のスピート、正確性も向上し、チャンスも与えられるのです。