2011年8月27日土曜日

もっと「家族との時間」に気を遣えばよかった

家族を省みず仕事に邁進した諸先輩の中には、そのことで後々離婚などの結末に至ってしまった方の弁は、「家族との時間もさることながら、どうやらその中身も重要」なようです。

私自身、今回の内容は本当に胸が痛い。

こうすれば良かったと思いますが、残念ながら「どんな大金持ちでも1秒前には戻れません。」ですから、反省も含めて今回のブログを書かせてもらいます。

まわりに振り回されて、ただでさえ物理的に時間のない40代には、なんとか時間を作り出すことも大切ですが、「その限られた時間の効用を最大限に引き上げる工夫」もまた必要です。

「夕食は自宅で」と思い、なるべく夕食時間に間に合うように帰宅し、家族と食卓をともにしても「家族とともに過ごしている絶対時間」というのは、そんなに多くないのです。

「実は、時間より密度優先」が大切です。

「少ない時間を10倍演出」することです。「一石二鳥、三鳥を狙い、密度を高くし、様々な演出をしてみてください。」

要は、長時間家族といることが無理な方は、「ちょっとしたひと手間」で「10倍演出」するということです。

私は、本当に家族との時間を取りませんでした。

・子供の授業参観に出席したことはありません。
・子供の剣道の試合も数試合応援に行っただけ。
・家族旅行もほんの数回で、故郷への里帰り程度
・家族でディズニーランド?子供が小さい時に1回、読売ランドが1回、富士サファリパークが1回...
・夫婦だけでの食事、両親を交えての食事会などほとんど記憶にないぐらい

本当に「家族との時間」にまったく気を遣いませんでした。

本当に申し訳ないと思っています。

私がプロ野球を引退した年齢が29歳、普通高卒の人は社会に出てから10年が経過しており、早い人なら係長、課長代理になっている方もいる年齢です。

普通の人が毎日8時間働いて10年、私は社会に出た時に「人の倍16時間働くから5年で追いつきたい」「更に頑張るから3年で追いつきたい」と思い必死でした。

また、そのような働き方をすれば、「認めてもらえる環境にありました。」

ですから、プロ野球を辞めたことを“後悔”したり“後ろ髪を引かれたり”“未練”を感じたりする暇はなかったのです。

とにかく、子供が生まれたばっかりで生きるのに必死でした。

それは、今思えば「逆に幸せな環境」だったのだと思います。

最近亡くなった元ヤンキースの伊良部投手。私は実績のある選手ではありませんでしたが、彼の気持ちは分かる気がします。

常に「こんなはずじゃなかった」「なぜ、こうなったの?」との戦いを彼はしていたのだと思います。

悲しい選択をした、悲しい結末になった元プロ野球選手は彼だけではありません。

環境によっては、私も同じだったかもしれません。

私は本当に感謝しなくてはいけません。

「家族との時間」に気を遣えなかった言い訳ブログになってしまいましたが、24時間働くと覚悟を決めた私を見守って、認めてくれた恩人に感謝し、そして「家族」に心からお詫びと感謝したいです。


☆入社1年目の教科書
24.世界史ではなく、塩の歴史を勉強せよ
ビジネスの分野での勉強とは、一般的な教養を獲得するとか、学生時代の勉強とは一線を画すと考えて下さい。
実際にビジネスの現場で役立つ学びを得ることが重要です。
さまざまな、例えば、エクセル、パワーポイント入門書で勉強することは「世界史を学ぶ」のと同じです。膨大かつ多方面に渡るテーマがあり、何から手をつけていいかさえ検討がつきません。
学ぶべきポイントも散漫となるために、自分の身につくものもも限られてきます。
「世界史」とい広範囲のテーマではなく、例えば「塩の歴史」の勉強をするという絞り方もあります。
人間の生命維持に必要不可欠な「塩」。時には、塩が貨幣の役割をはたした時代があったり、生産国と非生産国との格差があったり、そこには、貿易、金融史、経済史まで学べることになります。
要は、世界史を勉強するのではなく、焦点を絞った塩の歴史を狭く深く学ぶ中で、情報をたぐり寄せ、役に立つインプットを得るのです。
いま、まさに取り組もうとしている仕事の完成度を高める為に必要なことを勉強するのが、「社会人にとっての勉強」の仕方なのです。
*もちろん、人間性を磨き、幅広い教養を身につける勉強は、長い人生を豊かに生きる為に欠かせません。ここでは「教科書」というコンセプトですので、割愛させていただきます。