2011年8月18日木曜日

自分が「何を成し遂げたか」がわからなくなった

40代ともなると、さすがに20年前後のキャリアが蓄積されていることから、会社の仕事は小手先で何とかなってしまうことも多くなります。

あるいは逆に、責任感でガチガチになって、失敗を恐れるあまりにチャレンジ出来ず、手堅くまとめて陳腐な業績で終わってしまう、ということも少なくありません。

それが、50代になると、すでに出世レースの結論も出ている為に肩の力を抜いて仕事に取り組めることに加え、定年が見えてくるというか、残りの時間で会社に何を残すかというテーマが明確なので、40代よりも仕事が楽しいということさえあります。

やはり、20代で種をまき、30代で育て、40代で収穫期を迎え、50代で次世代に種を残すというサイクルになるのてしょう。

結局のところ、小手先で仕事をこなしているとそれが癖になり、成長はその時点で止まってしまうのですが、それに気付くのは残念なことに5、60代になってからなのです。

また、40代は中だるみの時期でもあります。その罠にはまらない為にも、自分の能力より高い次元で仕事に取り組む意識を常に持ちたいものです。

それには、「四半期毎」に会社に貢献できたことを書き出す方法を進めます。いわば自分の定期検査、定点調査と言っても良いでしょう。

この検査、調査により「自己貢献力」を味わうことができ、モチベーションの維持にも繋がり、「自分自身の存在意義、価値」をチェック出来ます。

そして、苦境に立った時や失敗した時の自信を取り戻させてくれるツールにもなります。会社の貢献といっても、会社や上司に評価されるものではなく、すべて自分のために行う作業ですから、書き出すだけで今後の目標も明確になるので、是非おすすめします。

内容は、簡単な箇条書きで十分です。あるいは、貢献出来たこと以外にも、給料に見合う働きをしているかを加える方法もありです。

実は、40代は「ビジネスパーソンしての存在価値」を考える最後のチャンスなのです。

脂が乗り切って仕事に打ち込める40代というのは、勢いもあり、自分の存在価値を最大限に高められるピークの時だけに、忙しさにかまかけて流されることの無いように「四半期毎の定点観測」をしましょう!


☆入社1年目の教科書
15.仕事は根回し
「根回し」のもつイメージをサラリーマン社会の悪しき習慣的なマイナスイメージでとっていませんか?
言葉としてのイメージは良くないかもしれませんが、行為としては必要不可欠と考えます。
論点をより深く掘り下げるために欠かせない、かつ全体の意思決定を短縮する作業なのです。
根回しという言葉が嫌なら、「事前準備」「予習」という言葉に書き換えて下さい。
論点をクリアにし、議論を深め、限られた時間を効率よく使う為には、必須の作業なのです。

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