2.30代前半までを振り返ると、人間関係のウエイトは完全に年上に偏ってた、と言う方は多いものです。
人口統計上にも年上が多いので仕方ないことですが、「それ以上に年下の面倒をみるという意識より、年上の人をロールモデルにして自分自身を成長させることで頭が一杯だった」というのが本音ではないしょうか?
しかし、40代になるとそうも行きません。
あくまで、持論ですが、どんなに忙しくてもスケジュールをやりくりして、年下の相談に応じることは大切です。
人を紹介したり、時には仕事や顧客までも紹介することが大切なのです。
「なぜ、そこまでするの?」
答えは、「自分もそうされていたから」です。
「頼られたら、頼られた側の期待度を超えるもので応える」このことは、強いて言えば「今の自分をさらに成長させてくれる」ことに繋がるのです。
そうです。「後進との人間関係が自分の成長にも直結する」のです。
指示や説明といったことではなく、手本・見本を示すことも大切です。年下も「良い見本、良い手本」でなければ成長しません。
ですから、自分も勉強し、成長を常にしなくてはなりません。
これこそ、マネージャー、年長者として「後進に育てられた」ということです。
こうした、年下とのやり取りの蓄積がまるで“臨床実験”のよう必要不可欠なのです。
シニア世代には、「自分を引き上げてくれた年長者はもういないのです。」
50代、60代になったときに輝いているか、あるいは居場所がなくてかすんでしまうかは、まさに年下との人間関係によって決まると言っても過言ではありません。
40代になったら、まずは年上の人間関係より、「年下との人間関係」を重要視できるようにスイッチを入れ替えましょう。
☆入社1年目の教科書
31.スーツは「フィット感」で選べ
スーツ選びで最も大切なことは「サイズがぴったり合っているか」です。
サイズの合っていない高級生地のスーツより、量販店で買った体のサイズに合った2万円のスーツを来ている人の方がかっこいいのです。
最近は、デフレの世の中ですから、高額イメージのオーダーメイドでもお安くつくれるショップも増えて来ました。
安いものは、早く消耗するもの事実です。しかし、体にフィットしないシャツやスーツは“見た目”にもよろしくありません。
ファッションは、その人の「感性」を写し出す鏡です。
そういった意味でも、服装をないがしろにせず“感性”を磨く場所と思ってこだわってもらいたいものです。