2011年9月8日木曜日

自分自身を「振り返る時間」を持つべきだった

ここまでは、40代は「周りに振り回され、忙しいだけで終わりやすい年まわりだ」ということを述べてきました。

多くの諸先輩方が、人生の収穫期であるこの時期に、結局、何の成果も手にすることができなかったと後悔しているのです。自分自身を振り返ることも無く、ただ目の前にある仕事をこなしているだけで、いつの間にか50代を迎えいたと言うことです。

そうならない為にも、「走りながらも振り返る時間」が必要です。

多くの諸先輩方が、40代に自分の時間を持てなかったことを後悔しています。しかし、その諸先輩方に比べて、現在の40代はますます自分の時間を持つ余裕も時間も様々な理由で少なくなっているのです。

そんな中、「自分自信のフィードバックにあてる時間をつくることで」“余裕がない” “時間がない”という不満を解消できるのです。

例えば、毎日訪れる「通勤時間」。新聞を読んだり携帯を覗き込んだり、ゲームをしたり、音楽を聞いたりしている時間を「自分自身の振り返りの時間」に使うことも一つです。

この時間に直面している仕事上の課題を考えたり、対策、戦術、提案内容などを電車の中で熟考することもできます。

プライベートのことや普段なかなかじっくり考える時間がとれない人生設計や目標の様なことについても、この時間を使ってはどうでしょうか?

実はこのフィードバックの時間があるからこそ、「実力が自分の中にたまっていく」のです。「実力を熟成させる時間」と考えて下さい。

日々を、ただ行動するのではなく、反省や軌道修正、再実行そしてまた反省して微修正していくことで「実力が蓄積される」のです。

自分では「頑張っているつもりでも成果が上がらない」のは、ただやみくもにエネルギーを放出しているだけだからです。

通勤時間のような、毎日訪れる時間を利用して「自分を振り返り、正しい方向に適切にエネルギーを費やす」ことが大切です。


☆入社1年目の教科書
36.感動は、ためらわずに伝える
人は、プライベートでも仕事でも「年齢に関係なく、いくつになっても認められたいものなのです。」
「感動を覚えることがあったら、ためらわずにそれを伝えるべきです。」
それは上司であっても同様です。上司を褒める?「ごますりはやりたくない」なんて思わずに「助かった」「有り難い」「勉強になった」とおもったら、「課長からいただいたアドバイス、こういうところが勉強になりました。」「アドバイスいただき有難うございました。」
こんな感動の伝え方から始めてはどうでしょう。
勉強になった部分、感動した部分、初めて知ったことを具体的に書いて下さい。
上司であれ、先輩であれ、自分の意図を理解してくれているということが分かれば、更にあなたが成長する手助けほしてくれるはずです。
また、「感動を伝える」ということは「感謝」に繋がり、「人間力」の向上にもつながるのです。