2011年9月7日水曜日

「会社以外の居場所」を見つけておくべきだった

地域の行事、子供の学校行事など直接仕事と関係のない地域行事やボランティアには、積極的に参加する方と、まったく参加しない方とに大きく分かれますが、一番多いのは積極的でもない、消極的でもない“中間層”の方です。

比較的に若い世代の頃は、「そんなことは暇な人がやるんだ」「そんなことやってる場合じゃないよ」と思いがちなものです。

もちろん、20代、30代はガムシャラに働くべきです。

しかし、40代になると、つまり「収穫期」にきちんと成果を刻むには、仕事だけでは不十分と気付き始めます。

私自身、40歳になったとたん、今まで同窓会の誘いがあっても「忙しくて、それどころじゃない」と思っていたのに、急にそのような場に出たくなりました。

子供の頃、勉強は苦手でも体育の授業になると、とたんに水を得た魚の様に元気に、リーダーシップを発揮するクラスメートがいたと思います。実は私もその一人でしたが...

恐らく彼らは、体育の時間を「自分の居場所」として実感するのです。自分の存在が実感できるから「自己愛」が満たされるのです。

「自己愛」には必ず相手が必要になります。会社や仕事の中に「自分の居場所」あることは幸せなことです。

しかし、その居場所での幸せが大きければ大きいほど、定年後、居場所を失った喪失感というのは大きいのです。

人生半ばを過ぎると「人生は1度きり」という言葉にすごくリアル感を持ち始め、口癖の様に様々な場面で出てきます。

それは、「燃焼感のある人生にしたい」という願いからくるものです。

地域活動、ボランティア、趣味の仲間との活動などなど、仕事以外の「利害とは違うところでの結びつき」は、素の自分で付き合うことができます。

40代になったら、少しづつ、仕事以外のつながりにも目を向けるべきです。

「自分の居場所」は会社や仕事から一歩離れると、自分で探さないと、居場所の方からはやって来てくれません。

自分の存在価値を実感できる「仕事以外の活動」に意識して参加することは「人生は一度きり」に繋がると思います。


☆入社1年目の教科書
35.目上の方を尊敬せよ
「うちの上司はさぁ、ダメなんだよね。」
同僚との会話で出てきそうな台詞です。
相手をみ下していると、無意識のうちに言葉や態度に出るものです。上司ょ嫌ったり、馬鹿にするメリットは何もありません。
相手にもそれが伝わり、あなたを大切にしようとはしないでしょう。
人には欠点があります。至らない部分がある上司でも良いところがあるはずです。
良いところを発見し、その部分を学び尊敬して下さい。
最近は、「自分の上司をマネージメントせよ」という言葉も良く耳にします。こちらの接し方で相手も大きく変わるものです。
そして、目上の方には「可愛がってもらう」ようにするべきです。
「この方は、自分より経験が多いから、多くのことを教わることができる」こうした考えをもっていれば、必ず可愛がってもらえます。
“甘え上手”が大事なのです。
他人や目上の方に敬意を払うことは、人としての基本です。決してビジネステクニックではありません。
「この方の良いところはどこだろう」「この方がもっていて、自分に無いものはなんだろう」と真摯な姿勢で見つめれば、その点を学ぶことができ、自分の成長に必ずプラス影響を及ぼします。