2011年9月16日金曜日

「親業」にもっと積極的に取り組めば良かった

親としての役割を果たすことを「親業」と言いますが、その「親業」と会社の部下やメンバーを育てることは、かなり共通点があります。

共通点が多いと言うより、もしかして全く同じなもかもしれません。

子育てにおいて、極端に言うと「管理志向型」と「放任型」、どちらの方法でと迷うのではないでしょうか?

よくあるケースが、母親が「管理志向型」、父親が「放任型」というねじれ構造によってバランスをとっているご家庭が多いようですが、諸先輩方の経験を聞くと、「管理型と放任型を使い分ける“ハイブリッド型”が多いように思えます。」

「管理型」か「放任型」、私はこの葛藤がプラス作用をすると考えています。ああでもない、こうでもないと未熟な親がいろいろと考えるから「親業」になるわけで、「お前のことは、キチンと考えている」というメッセージが子供に伝われば、それでいいのではないでしょうか?

「管理型」といっても、指示ではなく「対話」が重要です。「ああしろ」「こうしろ」と指示を出す方が楽なのですが、それだと数年、数十年後に「指示」がないと動けない人材になってしまいます。

対話を通じて、子供の方からそうしたやり方に気づかせてあげればいいのです。

これは、部下についても同じではないでしようか? 対話を重ねてやり方を考えさせるより、やり方を指示したり、命令した方がはるかに早いのです。

また「任せる」のも「親業」の大切な関門です。

部下の育成も「大丈夫だろうか?」不安になるぐらいのものを任せていかないと、うまくいったときの達成感を味わえません。「任せる」なら「見守る覚悟を決めてやらせてみる」しかありません。

このように、子育てにはたくさんのマネジメントのヒントが隠されているのです。


☆入社1年目の教科書
44.苦手な人には「惚れ力」を発揮
あるブライダル関係の方にお聞きした話しですが、「なかなか結婚できない人は、“惚れ力”を磨け」という初めて聞くユニークなフレーズがありました、
結婚相手に求める条件に固執して、あら探しばかりしてきいけない、相手のどこか良いところを探して、そこに惚れる。これが「惚れ力」です。
入社して間もない若手にとって、職場の人間関係は社会のすべてに感じられても不思議ではありません。
上司や先輩との関係がうまくいかないと、それが大きなストレスになることも考えられます。
人間関係をストレスにしない方法、それが「惚れ力」なのです。
嫌いな部分は、苦手な部分は、単なる特徴と捉えればいいのです。
「人の才能を好きになる」という力は、非常に大切な力です。会社には様々な特徴を持った人間同士が家庭よりも長い時間過ごす場所です。
だとすると、働くということは、何かを成し遂げる以上に人と人とのやり取りが大切になってくるのではないでしょうか?

0 件のコメント: