2011年9月21日水曜日

もっと「地域社会」と付き合えばよかった

いよいよ、40代を後悔しない50のリストのゴールです。
49番目は、“サラリー以外の「生活の糧」を持つべきだった”というタイトルですが、企業によっては副業を規制しているところもありますし、私自身もこの項はいかがなものか? という疑念もありますので、割愛させていただきました。

それでは、最終項“もっと「地域社会」と付き合えばよかった”に入ります。

自分自身が地方出身者ということもあり、状況して依頼「地域社会」について特段考えたこともありませんでした。

もちろん、地域の消防団、自治会、管理組合、選挙委員などなどね地域社会の一員として最初からカウントされ、暗黙の了解的に社会に関わらなくてはならないことは理解していました。

しかし、この地域社会との関わりを縁遠いとか、うざったいものとして受け止めている人も多いかと思います。

一方、地域社会との関わりは「定年後」の仕事と思っている方も多いと思います。

前にも述べたとおり、会社以外のつながりが、人の成長や幸福感において重要であることを、多くの諸先輩方は実感し、後悔しているのです。

子育てにおいても地域社会との付き合いは様々なメリットがあります。

50代、60代でも新しい世界に飛び込むことは可能ですが、肩書きや住む世界の違いなどが邪魔をして、なかなか入り込めないという話も耳にします。

40代は、そうしたしがらみが少ないので、最後のチャンスといえるのかもしれません。

地域社会における子供の人間関係には、親子のような上下関係、友人のような左右の関係だけではなく、地域の年長者などとの「ななめの人間関係」が必要とされ、その関係が社会を生み、自分の頭でものを考え、行動する自律性を育てるといわれます。

子供は地域で生活しているわけですから、そこに親が参加していないと「子供」と「親」と「地域」と言う関係が成立しなくなります。こうしたことも諸先輩方からの知恵なのです。

地域の人間関係を感じる言葉に「さよなら」があります。子供の頃は頻繁につかっていた「さよなら」も不思議な事に「企業社会」ではほとんど使われません。

地域の人と自然にかわす「さよなら」が、地域社会の一員であるアイデンティティーであるとも言われます。

子供の行事のような身近なきっかけを利用し、地域社会に入ってみてはどうでしょうか。

自治会での活動や地域ボランティアを通じて、社外の人間関係ができ地域社会の一員としてのアイデンティティーを築くことも大切なのです。


☆入社1年目の教科書
49.何はともあれ貯蓄せよ
私は自分の息子に対して、「人間性を磨け」「健康には注意しろ」「友人を大切にしろ」というアドバイスに「貯金しろ」という言葉をアドバイスしたいと思います。
親子二代にわたる後悔をしないためにも、「貯金しろ」ということです。
貯蓄の大切さは、様々な理由がありますが、「目の前に自由に使えるお金が、数十万あれば人間の行動は変わります。」
旅行、観劇、コンサート、本の大人買い...、自分のスキルアップのための資金といった、普段なかなかできない自身への投資が可能となります。
企業に入り、企業の資金循環についての勉強と同時に、個人のお金にまつわる勉強も大切なのです。株や債券投資、住宅、学資ローンなどの知識も一通りは必要です。
そのことが、怪しい投資商品を買わされたり、騙されてお金を巻き上げられたりを防ぐ事にもなります。
生命保険、傷害保険にして、必ず身近な上司、先輩達に相談するべきです。
投資のリターンは期待できませんが、勉強する事で自分へのリターンは必ずあるのです。

50.小さな出費は年額に換算してみる
貯蓄の次は出費です。
高額商品の購入には誰もが慎重ですが、「コンビニ買い物」のように小額の買い物は「大した事ない」と安易になってしまいます。
「大した事ない」「105円だから、まあいいか」と考えないで、すべての出費を「年額に換算」してみて下さい。
ケチケチ生活ではなく、そのお金の使い方でいいのか。それだけはじっくりと考える習慣を身につける必要があると言う事です。