2011年12月6日火曜日

出世についての話し(後)

昨日に引き続き、「出世に関する話し」です。

出世してはいいけど、先輩が部下になり「なんか気まずい」という話はよく聞きます。

案外、出世に関する悩みはこの手の話しが多いようです。

企業も年功序列から成果主義へと変革していく中、素晴らしいことではあるが、当事者にとって見ると実力的に大きな差がなければ、「たまたま上司の覚えがめでたいだけだった」と気まずさだけが残るようです。

しかし、気まずさはあるものの、どうしてこの出世した上司と後輩の部下になった人との差が生れるのでしょうか?

企業が求める“出世できる人材”とは、人を率いることのできるリーダーシップを持った人材です。どうも大企業の役員を見ても、スペシャリストタイプは少ないようです。

リーダーシップとは、チームが働きやすい“環境整備の能力”なのです。後輩や部下が働きやすい環境をそつなく作ってあげれる力のある人というのは、やはり職場での人望も厚いものです。

社内の連携や調整事項、人は誰しも社内の雑務に時間を取られることを嫌います。しかし、これを処理できる人こそが“人の掌握”ができるのです。

逆に、自分のテリトリーの中でひとつの仕事にまい進してしまう、“職人型”のスペシャリストは、評価が必ずしも出世につながらない傾向があるようです。

このような、どこかでついてしまう“差”ですが、「あわよくば」と出世を狙っている方はご参考に...