「リーマン・ショック」「欧州危機」「東日本大震災」...
このような、社会を大きく変えるような出来事を境に、消費者は変化しているといわれています。
「より安く、より多く」を追求することをやめ、「よりやさしく、よりよく」を商品にも企業にも求めるようになってきたというのです。
単に、“節約”“倹約”をするということではなく、消費者一人一人が持っている力を認識し、「お金の使い方」ひとつで、社会を変えることができるとということに気づき始めているということです。
“消費”は、選挙の投票のようなものといえます。
自身の価値観にあう企業を商品やサービスを買うことで支持しているのです。
しかし、残念ながらこのような「普通の人の考え方」を政府や大企業は理解できていないという不満が社会に蔓延していることも事実です。
このような消費の変化が継続され、消費者が自覚的に消費を通じて影響力を行使すると「より安く、より多く」の追求から「よりやさしく、よりよく」の流れがより強くなるのだと感じます。
消費者の価値観やニーズの変化を分析し、企業の支援を行う「ジョン・ガーズマ氏」の著書には、『希望とソリューションをもたらす消費』=『スペンド・シフト』を次の様に示しています。
☆自分を飾るより→自分を賢くするためにお金を使う
☆ただ安く買うより→地域が潤うようにお金を使う
☆モノを手に入れるより→絆を強める為にお金を使う
☆有名企業でなくても→信頼できる企業から買う
☆消費するだけではなく→自ら創造する人となる
これからの消費者は、「価格と価値」の双方を求める。安いだけでは買わないけれど、ブランドや商品に価値があれば、もっとお金を払っても良いと思う。
人々は消費により「戦略的」になったと同氏は述べている。
自分たちが「尊敬する企業」のものを買うことを通じて、世の中を変えて行くことができることに気づいているということです。
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