2009年12月23日水曜日

スローフード

現在、様々な問題を抱えている“食”の話題。

地産地消を大切にする「スローフード運動」は、食文化の国イタリアで生まれ世界に広がっています。

イタリアで国際団体「スローフード協会」が、カルロ・ペトリーニ氏によって設立され、同氏による「スローフードの奇跡、おいしい、きれい、ただしい」という本も出版されています。

同氏は、「今までの美食とは9割方が“レシピ”によるものであった。」と論じ、今後の食文化については、消費者を「共に生産する者」として定義付けしており、生産者と消費者との関係の大切さを説いています。

おいしいだけでよかった食品が、質だけではない他の要素も問われる時代となった。

おいしい(おいしさを感じる正常な味覚)、きれい(地球環境の保全、食品の安全性)、ただしい(生産者が適正な報酬を得られるシステムづくり)でなくてはならないとも説いている。

現在の“食”を取り巻く環境は決して、良好なものとは言えないと感じます。

先日参加したイベントでも、年々塾に通う子供たちが増え、夕食をコンビニやファーストフードで済ませる子供がたくさんいて、今後の食育の面から考えても、将来の我が国の未来を背負う子供たちにとって大きな社会的な問題だと感じました。

この「スローフード協会」の提唱する、「おいしい、きれい、ただしい」の意味をきちんと理解して、行動に移す必要性は、生活の根幹として大切なことですね。

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