2009年12月27日日曜日

繰り返しの大切さ

経営者において、自身の考えを社員に伝える事は、大変重要なことで、その必要性については経営者のほとんどが理解しています。

しかし、現実はどうかと言うと...根気よく、懇切丁寧に、それぞれのスキルに応じた対応が必要になります。

あるビジネス本にこういう内容のコラムがあった。

アメリカで成功している中小企業の特徴とは?
①市場、マーケティングを意識した経営手法
技術力ありきの物事の考えからの始まりではなく、先ず市場を意識し、マーケットから学び、インスピレーションやモチベーションを与える手法。
②若手に大きな責任を付与している企業が、より生産的な活動を行っている。
エネルギッシュな若さにより広く、深く活躍の場を与えられるかが企業としての大きな課題。

逆に失敗している企業の特徴とは?
①経営層は、なんでも一度言えば分っているものだと思い込んでいる。
「繰り返し、再度、念押し」が必要であり、これがないと社員はすぐに後戻りしてしまう事を忘れないこと。
②特に輸出関係に縁の無い企業は、得てして世界的な市場に目を配らない傾向にある。
混沌とした現在、何時いかなる時に競争企業が出現するかわからない。もっとライバル製品・ライバルサービスを意識する必要性がある。視野の広さと変化に敏感であること。

ある大先輩経営者に、私の悩みの一つである「伝えることの難しさ」について、アドバイスを求めた時があります。

その時の答えが、常に頭から離れません。