2012年8月13日月曜日

相談相手は、ずっと結果を気にしている

人から相談を持ちかけられたので、アドバイスをした。

数日経ってから、「その後、どうなったんだろう?」とふと気になる。

でも、数日経っても知らせれることはない。

次にその人に会った時に、「あれからどうなったの?」と聞いてみると、相手は慌ててその後の話しをする。

このような話し、よくあることです。

「相談した側からすれば、アドバイスを聞いてお礼を言ったら終わり、でも、アドバイスした側の中では、終わっていないのです。」

ですから、相談したら「その後、どうなったか」をきちんと伝えるようにしましょう。

そうすれば、アドバイスした人は喜んでくれます。

「おかげで上手くいきました。ありがとうございました。」と言われれば、次に「相談したい」と言った時にも、気持ちよく相談に乗ってくれます。

このような例は、上司と部下の関係でも同様です。

しかし、知らせにくい場合もあります。

一つは、まだ結果が出ていないケース。

結果が出ていないので、「その後」を伝えようがありませんが、相談に乗ってくれた相手は、結果が出ていないことさえ知りません。

そんな時は、「中間報告」という形で知らせておいた方が良いでしょう。

もう一つは、結果が悪かったケースです。

せっかくアドバイスをもらっても、結果が悪ければ「おかげさまで」という報告はできません。

また、結果が悪いと得てしてアドバイスをもらったことも忘れがちです。

このような場合は、「せっかく相談に乗ってもらったのですが、自分の力不足で良い結果を出せませんでした。でも、必ず次ぎに生かしますので、またアドバイスお願いします。」というふうな言い方で、結果を報告した方が良いでしょう。


「結果が出ていなければ中間報告」
「結果が悪かった時は、次につなげるコメント」
「上司だけではなく、相談に乗ってくれる貴重な人脈を大切にする」

人は、結果よりも「その後」を知らせてくれたことの方を覚えているものです。