2012年8月3日金曜日

上司の生命線「報・連・相」

「報・連・相」の負のスパイラル。

「報・連・相」が無い → 「あれはどうなった?」 → 「面倒だな!」 → 「聞かれる前に言え」

大体のケースがこうです。

その際の部下の言い訳.....

「せっかく報告しているのに、そんなの当たり前みたいな態度では...」

「上司が報告しにくい空気を漂わせている」

「何が言いたいのか分からない。なんて言われたんじゃ...」

これが、「報・連・相」の負のスパイラルです。

この負のスパイラルをどのように変化させて、正しいスパイラルに持って行くか?

キーワードは、「義務」から「アピールチャンス」へのシフトチェンジです。

上司の態度がどうのこうのと思うより、「報・連・相」は上司に影響を与えるツールと捉えて、簡潔にさりげなく、自分の仕事をアピールするべきです。

「報・連・相」に関連する上司の通常り業務は、当社で言えば「経営会議」です。

しっかりとした部下からの「報・連・相」で、意見の吸い上げが出来ている部門の長は、スムーズに部門内の現状、課題、課題解決方法、スケジュール感までキチンと報告出来ますが、吸い上げが出来ていない部門長は、ただ結果を下向き加減で資料の棒読みをするだけです。

経営会議では、私から相当厳しく追及を受ける部門長は、自身の部門内での「報・連・相」がまさに生命線となるのです。

それと同時に、この部門長の言動により部門長の部下の成長具合も私は量ります。

「報・連・相」は、上司へのプレゼンです。「義務と捉えず」、会議の三日前の報告で、タイミングのよい部下と上司から認めさせるぐらいのことはやってもらいたいものです。